韓国、8強進出もGL2位通過を後悔? 指揮官が明かした「代償」を母国メディア報道

アジア杯ベスト8に進出した韓国代表【写真:ロイター】
アジア杯ベスト8に進出した韓国代表【写真:ロイター】

「短期間での回復がチームにとって重要になってくる」

 韓国代表は1月30日、アジアカップ決勝トーナメント1回戦でサウジアラビア代表と対戦。1点ビハインドから後半アディショナルタイムに追い付き、PK戦の末に勝利を手にした。ユルゲン・クリンスマン監督は「グループ首位を逃した代償」を試合後に明かしている。

 グループリーグでE組2位通過となった韓国は、F組1位のサウジアラビアと激突。0-0で折り返した後半開始直後、サウジアラビアがFWアブドゥラ・ラディフのゴールで先制する。

 0-1のままゲームは進み、迎えた後半アディショナルタイム9分だった。猛攻を仕掛ける韓国が右サイドからのクロスをファーサイドで折り返すと最後は途中出場のFWチョ・ギュソンが頭で押し込んで同点に持ち込む。試合は延長戦へと進むが決着がつかず、PK戦までもつれ込んだ。

 韓国はGKチョ・ヒョヌが相手の3人目と4人目を連続ストップし、キッカーは4人が成功。4-2で韓国が劇的な試合を制しベスト8入りを決めている。

 韓国紙「中央日報」は試合後のクリンスマン監督のコメントを紹介。「オーストラリア代表との一戦の前に我々の方に休みが2日しかないのは、グループリーグで1位通過できなかった代償を払っているのだと思う」と語ったという。

 韓国は30日の試合から中2日で準々決勝へ。一方次に対戦するオーストラリアは、28日に決勝トーナメント1回戦を終えているため、中4日で韓国戦を迎えることになる。

 韓国は第2節、最終節と韓国はグループリーグで勝ちきれない試合を続け、1勝2分で2位通過。もし1位通過していた場合は日本と対戦の可能性が挙がっていた。しかし最終節マレーシア代表戦でまさかのドロー。この結果を受け「日本戦を避けたかったのでは?」といった疑惑も報じられていた。

 そうした背景もあり、クリンスマン監督の発言につながる。1位通過で日本と対戦する山に入っていれば、準々決勝は両国ともに中2日の条件で対戦することになっていた。

 記事でも「短期間での回復がチームにとって重要になってくる」と、次戦へ向けたポイントも指摘している。延長戦、PKまでもつれた試合を終えた韓国。過密日程のなか2月2日にオーストラリア戦を迎える。

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