“優勝確率”の変化が度々起こっている

　韓国代表は1月30日、アジアカップ決勝トーナメント1回戦でPK戦までもつれたサウジアラビア代表との激闘を1-1（PK：4-2）で勝利した。グループリーグをE組2位で通過し、苦戦も強いられた韓国の“優勝確率”の変化を母国メディアが報じている。

　韓国はエースFWソン・フンミンやMFイ・ガンイン、DFキム・ミンジェといった欧州組の主力を擁し、優勝候補の一角でもあった。グループリーグ初戦でバーレーン代表を3-1で下したが、その後ヨルダン代表、マレーシア代表相手に苦戦し2戦ドロー。1勝2分と苦しみながらE組2位でサウジアラビアとの決戦を迎えた。

　データ分析会社「オプタ」が大会前に算出した優勝確率では、トップの日本（24.6％）に次ぐ2位（14.3％）とされていた韓国。その後ベスト16が出そろった時点では急激に低下し、5番目の9.4％へ下がった。

　今回の勝利で、再びその数値に変化があったようだ。韓国紙「スポーツ朝鮮」は「これは本当なのか？　韓国の準決勝進出確率は47.6％…優勝確率は9.1→17.3％と上昇中」と報じる。「オプタ」によると、2月3日の準々決勝オーストラリア代表戦での韓国の勝率は47.6％。対戦するオーストラリアは52.4％と若干上回っている。

　さらに優勝する確率もオーストラリアが20.7％で首位に。韓国は9.1％から17.3％と8.2％も跳ね上がった。現状の優勝確率では、オーストラリア（1位／20.7％）、カタール代表（2位／18.1％）、日本（3位／17.7％）に次ぐ４位に入っている。