森保J、バーレーン戦「2列目検証」 カギ握るトップ下久保のベスト“相方”は?【現地発】
ベスト8を懸けた戦いが始まる
日本代表は1月31日にカタール・ドーハで行われているアジアカップ決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦する。負けたら終わりの一発勝負。3大会ぶり5度目の優勝を目指す森保ジャパン勝利の鍵を握るのは2列目の陣容となる。2列目の並びを検証する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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グループリーグ(GL)を2勝1敗の2位通過した日本は中6日でバーレーンとの対戦を迎える。ここから先は“超アウェー”の連続が予想されるなか、バーレーン相手に勝利を掴み取って、中2日の準々決勝につなげたい。
ここからは厳しい日程も待ち受けるため、交代策を含めたマネジメントがカギを握りそうだ。まず、2列目で途中出場の期待が懸かるのが三笘薫。すでに練習へフル合流しており、29日の練習ではヘディングシュートやアウトサイドでニアにぶち込む強烈なシュートも披露している。コンディションは上がっているようで、いきなりのスタメン出場は厳しいかと思われるものの、スーパーサブとしての起用は十分考えられる。
そのなかでスタメンは左サイドが初戦のベトナム戦でゴールを挙げている中村敬斗か。ここまでA代表デビューから7戦6発の驚異的な決定力がやはり魅力的だ。中村の得点パターンの1つは右サイドを崩し、逆サイドからのクロスを仕留めること。所属クラブのスタッド・ランスでもコンビネーションが強みの伊東純也が右にいれば心強い。トップ下に南野拓実という“フランストリオ”は昨年11月のカナダ戦やベトナム戦で好連係を見せている。
一方、南野や伊東はイエローカードを持っている影響があるかもしれない。ここまで3試合すべてに出場している久保建英は攻撃の軸であり、トップ下に据えながら、伊東や第3戦インドネシア戦の組み合わせである堂安と組ませることも考えられる。
ここから先を考えてもキーマンはやはり久保になる。トップ下として攻撃の潤滑油になり、相手の守備陣を打破してもらいたい。久保と中村、伊東を中心にバーレーン戦の2列目に期待だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)