韓国はベスト16でサウジアラビアと対戦

　韓国代表は1月30日、アジアカップ・決勝トーナメント1回戦でF組1位通過のサウジアラビアと対戦する。グループリーグ最終節でドローに終わり、E組2位となった韓国は、D組2位の日本との対戦を避けたともメディアで報じられるなか、ユルゲン・クリンスマン監督は「全くない」とその推察を完全否定している。韓国メディア「ISPLUS」が伝えた。

　日本（FIFAランキング17位）とともに、優勝候補の一角に挙げられていた韓国（同24位）。グループリーグ初戦でバーレーンを3-1で下したものの、続くヨルダン代表戦（2-2）、最終節のマレーシア代表戦（3-3）ともに勝ちきれず、E組2位での通過となった。

　一方の日本も1勝して迎えた第2節のイラク代表戦で1-2の敗戦。苦戦を強いられたが、最終節でインドネシア代表を3-1で下して2勝1敗の成績でD組2位となり、グループリーグ突破を果たした。

　トーナメントの振り分けでは、D組2位とE組1位が初戦で激突。韓国が最終節で勝利しE組1位となっていたら、決勝トーナメント1回戦で日韓戦が実現する可能性があった。そうした背景もあり、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」が「うんざりだ…みんな声を揃えて言う。『韓国、日本を避けるつもりだったのではないか？』」と取り上げるなど、反響を呼んでいた。

　そのなかで、1月29日の前日会見に登壇したクリンスマン監督は「日本を避けたか？　全くない」と完全否定。「グループ1位に次のラウンドに上がることが目標だった」と、あくまで首位通過を目指していたと明言した。

　また、DFキム・ヨングォンも「監督が言ったように、僕たちどの国と対戦したい、避けたい、とかそんな考えは全くしていない。どの国と対戦しても勝つことができると思う。さっき監督が言ったようにグループ1位で通過することが大きな目標の1つだった」と日本戦回避説を否定していた。