酒井宏樹、メンバー入れ替わりも新陣容に自信「浦和に来るような選手はいい選手しかいない」
酒井は「ぶっつけ本番」だったクラブW杯から順調に仕上がり
浦和レッズのDF酒井宏樹は沖縄キャンプ中の1月29日、多くの選手が加わった今季のチームについて「浦和に来るような選手はいい選手しかいないと思うので問題ない」と話した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
酒井は昨季に主将を務めたが、同じく沖縄県で行われたキャンプ最終日に負傷。それがシーズンを通してダメージとなり、昨年11月には手術をするに至った。全治3か月の発表から12月中旬に復帰してクラブ・ワールドカップ(W杯)で2試合に出場する衝撃の回復を見せたが、今季は着実にやっていく方針。この日の午後は別メニュー調整として「チームとしても個人としても充実している。だからこそ慎重に、欲張りすぎないように。去年のことがあるので」と話した。
クラブW杯の時に「ちょうどキャンプくらいの状態」と話していたところから約1か月半、今季の始動から2週間ほど経つが、酒井は「体力、フィジカル的なところは戻ってきている。あの時(クラブW杯)よりも確実にいい。ぶっつけ本番でしたからね」と、順調な仕上がりを実感している。
今季の浦和は、契約形態などを別に昨季の後半に浦和でプレーしていなかった選手という意味では11人の新戦力が加わった。特に、ペア・マティアス・ヘグモ新監督により4-3-3システムが導入されるなかで、両ウイングにはノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン、FW前田直輝、FW松尾佑介という突破力のある3人が加わった。また、昨季からの戦力としてMF大久保智明やMF関根貴大、あるいはMF中島翔哉やMF安部裕葵といった選手の起用も考えられる。
仕掛けの強さを持つ選手がウイングに入ることについて酒井は、「彼らの強みを出してあげるところ、ウィークを補ってあげるのがサイドバックとして基本的な仕事。より、ヨーロッパでやっていた時のような仕事が求められると思う。個が強い選手がいるのはいいことだし、相手にとって脅威になる。彼らの強みを出させてあげたい」と話す。昨季はチーム事情からも自身が前線へ飛び出していくようなプレーが増えたが、今季はよりオーソドックスな役割で強みを出すだろう。
今季のキャプテンは未決定だが、新戦力が多いことについて酒井は「いい選手は合わせますからね。日本代表なんかも即席ですし、浦和に来るような選手はいい選手しかいないと思うので問題ないと思います。意外とそういう時の方が試合で上手くいって楽しくなることもあるんで頑張りますよ」と、笑みを浮かべた。
フィジカル的な不安も払しょくされ、強力ウイングの背後に控えるサイドバックとして今季は酒井が浦和の右サイドで元来の強さを発揮しそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)