元日本代表GK権田がFC東京と契約解除 「1月末まで欧州で所属クラブを探します」
下部組織から育った生え抜き守護神、昨季はSVホルンに期限付き移籍
FC東京は14日、SVホルン(オーストリア)へ期限付き移籍していた元日本代表GK権田修一との契約を、両者合意のもとで解除すると発表した。
現在27歳の権田は、FC東京の下部組織出身で、2007年にトップチームに昇格。09年にデビュー後は長く定位置を確保し、J1リーグ183試合、J2リーグ20試合に出場し、12年ロンドン五輪代表の正GKとしても活躍した。
だが、15年7月にオーバートレーニング症候群を発症し戦列を離脱。そして16年1月からオーストリアのSVホルンに期限付き移籍していた。
今月上旬の一部報道では、ポルトガル2部のオリャネンセへの移籍が伝えられていたが、FC東京を通じて発表したコメントでも「このたび、1月31日までヨーロッパでのプレーの可能性を探るために、FC東京を離れることになりました」と、欧州挑戦を続けるための契約解除であることを認めている。そして「FC東京での約19年間で、選手としてはもちろん、人間としても大きく成長させてもらいました。本当にありがとうございました」と、感謝の思いを述べている。
そしてクラブの公式発表を受けて、自身のツイッターも更新。「今は何も決まっていない状況で1月末まで欧州で所属クラブを探します」と退団の理由を改めて記したうえで、「自分で決めた道を信じて進みたいと思います!」と力強く決意表明を行っている。アルベルト・ザッケローニ監督時代から長く日本代表に招集されてきた本格派GKの去就に、今後も注目が集まりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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