アジア杯で「失点非難」「疑問符ついた」 後半AT土壇場、劇的同点ゴール弾に英熱視線

韓国は最後の最後に追い付かれて3-3ドローでグループ2位【写真:ロイター】
韓国は最後の最後に追い付かれて3-3ドローでグループ2位【写真:ロイター】

グループリーグで生まれた劇的すぎる展開が話題に

 カタールで行われているアジアカップは、決勝トーナメントへ突入。グループリーグでは優勝候補国の苦戦ぶりも見られたなかで、後半アディショナルタイム(AT)に生まれた劇的な同点ゴールが英国で話題に。同国メディアはそのシナリオに注目している。

 英紙「デイリー・スター」が「疑問符がついた」と指摘し、疑いの目を向けたのはグループリーグE組の最終戦、韓国対マレーシアの後半ATに生まれた得点だ。点の取り合いとなったこの一戦で韓国は終盤、3-2と一時勝ち越しに成功。しかし粘るマレーシアはAT15分、FWロメル・モラールズの一振りにより土壇場で3-3とし終了した。

 試合前の時点でグループ2位だった韓国は、この試合を勝って終えた場合、E組首位通過に。決勝トーナメントの初戦で、D組2位通過の日本との対戦が待ち構えていた。一方で、終了間際の失点に関しては、優勝候補筆頭に挙げられている日本との激突を回避したのではないかとの疑惑が一部で浮上していた。

 ユルゲン・クリンスマン監督は「首位突破が最優先だった」と真っ向否定したものの、にこやかな表情が疑念を強める形に。「デイリー・スター」は韓国の事情にも触れつつ、SNSに上がった現地ファンの反応も紹介。あまりにも劇的な展開だったがゆえに「韓国は日本を避けている」「わざとやっている」と、意図的と見る声が多数寄せられたという。

 韓国が国際Aマッチで1試合3ゴール以上を許したのは2022年のカタール・ワールドカップ16強・ブラジル戦(1-4)以来、約13か月ぶり。母国内ではFIFAランキング130位の格下マレーシア戦での大苦戦に大バッシングが起こったなかで、英国ではマレーシアによる劇的同点弾に熱視線が注がれていた。

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