豪州DFがインドネシアと因縁 ファウル報復の“足掛け”に対戦国メディア怒り「狡猾な行動」

オーストラリア代表のゲシン・ジョーンズ【写真:ロイター】
オーストラリア代表のゲシン・ジョーンズ【写真:ロイター】

オーストラリアDFジョーンズとインドネシアFWストラックの攻防に脚光

 オーストラリア代表は1月28日、アジアカップの決勝トーナメント1回戦でインドネシアを4-0で下してベスト8に駒を進めた。そのなかで、後半20分にファウルを受けたDFゲティン・ジョーンズが相手選手に報復を行い、インドネシアメディアが「狡猾な行動」と指摘している。

 試合は前半12分、オーストラリアが右サイドに攻撃を展開すると、MFジャクソン・アーバインがクロス。これが目の前で対応していたインドネシアDFエルカン・バゴットに当たってコースが変わり、オウンゴールとなって1-0とスコアが動いた。

 さらに前半終了間際、オーストラリアが右から入れたクロスがゴール前を横切るとファーサイドでMFマーティン・ボイルがダイビングヘッドで押し込んで2-0とリードを広げた。

 後半はインドネシアが攻撃を仕掛ける時間を増やすなか、後半17分にオーストラリアDFカイ・ロールズが球際の争いでインドネシアMFウィタン・スレーマンの顔面に頭からぶつかるプレーが起こると、両チームがヒートアップしていく。

 後半20分にはハーフウェーライン付近でインドネシアのFWラファエル・ストラックとオーストラリアDFジョーンズが際どい接触。この接触に腹を立てたか、ジョーンズは起き上がり際にストラックに足を引っ掛けて報復と見えるような行為を行った。これにはインドネシアの選手たちも怒りを見せて詰め寄ったが、レフェリーはジョーンズにイエローカードを提示して処理。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)もチェックはしているものの、オンフィールドレビューの進言などはしなかった。

 インドネシアメディア「Suara.com」は「ジョーンズは狡猾な行動を取り、これが引き金で乱闘が起こりそうになった」と言及。同時に、インドネシアMFストラックは相手の挑発にはのらなかったため、「ストラックのクレバーなアクション……。感情的になったオーストラリアの選手(ジョーンズ)と一触即発になった」と伝えていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング