森保J、決勝Tの「オプション布陣」を考察 交代なしの“超攻撃型3バック”も?【現地発】

代表オプションの布陣を考察【写真:ロイター】
代表オプションの布陣を考察【写真:ロイター】

ラウンド16ではバーレーンと対戦

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ドーハで行われているアジアカップでグループリーグを2位で通過し、決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦することが決まった。MF三笘薫も途中出場の可能性が浮上しているなか、オプションの布陣を考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 第1戦のベトナム戦(4-2)、第2戦のイラク戦(1-2)と完璧な出来ではなかった森保ジャパン。苦しみながらも2勝1敗で決勝トーナメントへ進出。3戦目となったインドネシア戦では、敗戦の悔しさ糧に見事に立て直した。

 中6日で迎える一戦に向けて、1月26日の練習で三笘が初めてフルメニューを消化。翌27日も公開部分では問題なく体を動かしていた。バーレーン戦で無理をさせず先発起用は見送ると思われるが、途中出場で“試運転”する可能性はある。

 そうなると、三笘を途中から起用した「オプション」を試すかもしれない。MF南野拓実はインドネシア戦前に「試合展開によっては3バックの3-4-3というかワールドカップのときみたいな感じ。でも、よりボールを握って攻撃的なプレースタイルでというふうなオプションは、チームとして共有できればいいんじゃないかな」と、選手交代なしに3バックに変更するプランを示唆していた。

 選手を交代しないなかで流動的にポジションを取りながら作り上げる3バックのシステム。MF遠藤航が最終ラインに落ちてきて、両サイドバックがウイングバックに。トップ下の選手、またはインサイドハーフの選手がボランチのような役割を果たしながら最大7人で攻撃に厚みを作る。

 スタートからの布陣ではないが、途中で得点が必要となった時に人数をかけるための変更として可能性はある。決勝トーナメントは一発勝負。延長戦で勝負がつかなければPK戦に突入する。できれば、120分間で決着をつけたい。そんな時には“超攻撃型3バック”がオプションで発動するかもしれない。

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