イランは16強でシリアと対戦

　カタールで開催されているアジアカップはグループリーグが終わり、1月28日から決勝トーナメントが幕を開ける。イランはイラク、カタールとともにグループリーグを3連勝で決勝トーナメントに進出。ラウンド16ではシリア代表と対戦するが、イラン代表専門サイト「Team Melli」は、続く準々決勝で対戦する可能性がある日本戦に向けた記事を報じている。

　記事では、グループリーグについて「アジアカップ2023には、いくつかのサプライズな結果があった。イラクが優勝候補筆頭の日本を破り、ヨルダンは韓国に勝ちそうになったが2-2で引き分けた。イラン、カタール、イラクだけが3連勝を飾り、日本と韓国が2位となった。期待されたようにオーストラリア、ウズベキスタンは予選を突破して、中国はグループA敗退となった」と、振り返った。また、別のサプライズとして初の決勝トーナメント進出を果たしたタジキスタン、パレスチナ、インドネシアの3か国、そして韓国のいるグループEをバーレーンが首位通過したことについても触れた。

　決勝トーナメント1回戦でイランは、シリア代表と対戦する。そして、シリアに勝利した場合、イランは日本とバーレーンの勝者と対戦することになる。この試合について、「一足早い決勝になる」と、事実上の決勝になると伝えた。

　そして、「前回のアル・アインでのアジアカップで、イランと日本が対戦した時から多くのことを学ぶことができる。その準決勝で日本はチームメッリ（イランの愛称）を破壊した。主な理由はイラン人選手たちの自滅と規律の欠如によるものだった」と言及。「アミル・ガレノエイ監督にとって2019年の試合映像をフルマッチで選手たちに見せることは、選手たちがどこで間違えたかをピンポイントに指摘するためにはいい試みになるだろう。とはいえ、バーレーンが日本を破ってさらなる驚きを起こす可能性もある。バーレーンは常にイランにとって困難で頑強な相手だった」と、バーレーンの強さについても触れた。

　サプライズが多く起こっているアジアカップだが、イランと日本は前評判どおりにベスト16を突破して、再戦することができるだろうか。