遠藤航は「掛け値なしに必要なタイプ」 リバプール、クロップ時代の補強全45人を英採点

日本人選手の南野&遠藤の評価は?【写真:Getty Images】
日本人選手の南野&遠藤の評価は?【写真:Getty Images】

南野が45人中22位、遠藤が23位にランクイン

 イングランド1部リバプールは、ユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表した。英メディア「GIVE ME SPORT」は、リバプールがクロップ監督の下で補強した全45選手をピックアップして、ランク付けを行った。クロップ時代には、日本代表MF南野拓実(ASモナコ)と日本代表MF遠藤航がプレーしているが、彼らは何位に入ったのか。

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 これまでの8シーズンでクロップ監督はプレミアリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、クラブワールドカップなどのタイトルをリバプールにもたらした。この成功の要因の1つには、選手補強の成功が挙げられている。

 リバプールはクロップ監督が就任してから、これまでに45人の選手を補強してきたという。ランキング1位になったのは、2017年に補強されたエジプト代表FWモハメド・サラーであり、2位には18年に獲得したオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、3位にはブラジル代表GKアリソン、4位には16年のセネガル代表FWサディオ・マネ、5位にスコットランド代表MFアンディ・ロバートソンと続く。

 そうしたなかで22位には、2020年にリバプール初の日本人選手となった南野がランクイン。23年夏に加入した遠藤は23位にランク付けされた。

 寸評では、遠藤について「リバプールの新たな中盤の1人として獲得された。遠藤は加入する際、わずかにしか期待されていなかったが、実際に出場機会も稀だった。それでも呼ばれた際には堅実なパフォーマンスを見せ、レギュラーとしてプレーするようになった。現時点ではドミニク・ソボスライのような世界レベルのスーパースターではないかもしれないが、遠藤は加入してからクロップ監督が求めるたびに、とてもいい仕事を黙々としてきた。それは、どのサッカークラブにも掛け値なしに必要なタイプだ。わずか1600万ポンド(約30億円)で加入したにもかかわらず、ここまでのところリバプールはしっかりとしたリターンを得ている」と、評価した。

 また、そんな遠藤よりも1つ上にランクされた南野は「リバプールがしばしばやるように、これだけの安値で選手を獲得したら、失格の烙印を押されることは難しい。リバプールは南野拓実を獲得するため、2020年1月にわずか725万ポンド(約14億円)しかRBザルツブルクに支払っていいない。だが、彼はスカッドの中で爪痕を残すのに苦労した。サウサンプトンへのレンタルは希望に見えたが、アンフィールドでは何も変わらずに外からチャンスをうかがう機会が多かった。リバプールの3年間でリーグ戦30試合に出場したが、22年にモナコへ売却された。それでも1290万ポンド(約24億円)で売却することができて利益を生むことができた。まったく悪いリターンではなかった」と、カップ戦のタイトル獲得に貢献したことには触れずに、移籍金を残したことを評価したようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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