英メディア厳選「Jリーグの若き才能トップ5」 名手との共通点や欧州進出を指摘された選手とは
逸材ボランチの近い将来の飛躍に太鼓判
2位は柏から2人目の選出となるGK中村航輔(21歳)。リオ五輪では2試合で日本のゴールマウスを守った。Jでのプレーについては「シーズン終盤戦ではいくつかミスがあった」と課題も指摘されているが、「若いゴールキーパーにはよくあること。21歳のシュートストッパーは年間8位の柏を助けた。13度のクリーンシートと、32試合でわずか36失点しか許さなかった」と、シーズンを通しての活躍が高く評価されている。
「彼は驚くべき落ち着きと年齢を感じさせない堂々とした貫禄を兼備している。必要に応じてラインを飛び出し、4バックの背後をカバーする能力がある」という点については、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとも似ていると評された。
そして栄えあるトップに選出されたのは、ガンバ大阪のMF井手口陽介(20歳)。16年シーズンのJリーグベストヤングプレーヤー賞にも輝いたことで、海外からの注目度も上がっているようだ。11月に日本代表に初選出され、記事でも「卓越したシーズンだった」と記されるなど、16年はまさに飛躍の1年となった。
15年シーズンにベストヤングプレーヤー賞に輝き、そのまま海外移籍を実現させたFW浅野拓磨(現シュツットガルト)がそうであったように、井出口に関しても「近い将来、多くの欧州トップクラブが才能豊かな20歳を獲得したいと熱心になる」と、今後のステップアップに太鼓判を押された。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images