移籍志願で強硬手段に出るプレミア屈指の司令塔 ウェストハム放出拒否も…マルセイユと合意報道
日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユへ移籍か
移籍志願の挙句に出場拒否という強硬手段に出ているウェストハムのフランス代表MFディミトリ・パイェがフランス強豪マルセイユ移籍で合意に達していることが明らかになった。フランス地元紙「レキップ」が報じている。
ハマーズ(ウェストハムの愛称)を束ねるスラベン・ビリッチ監督は記者会見で司令塔の造反を暴露していた。
「最高の選手を放出するつもりはないと明言してきた。だが、ディミトリ・パイェは我々のために試合に出たくない。彼を放出することはないが……」
昨季、正確なフリーキックと圧倒的なテクニックでプレミア屈指の司令塔として評価を高めた29歳の遅咲きの星は、日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユ移籍で合意に達していると、レキップ紙が一面で報じた。
チームは放出に断固拒否の姿勢を示しているが、パイェは2013年から15年まで2シーズン所属したフランス名門への1月復帰で条件面の合意に達したという。パイェの家族がロンドンでの生活に嫌気を差しており、フランスに戻ることを希望していると英衛星放送「スカイ・スポーツ」は報じている。
ウェストハムは昨季リーグ7位でUEFAヨーロッパリーグ出場権を手にしたが、プレーオフで敗退し、今季は中位をさまよっている。パイェは昨年5年契約にサインしたばかりだが、心はすでに離れてしまったようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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