本田、ミラン移籍実現の恩人からも戦力外扱い “主力に時折休養を与える代役”にもなれず
若返りを図るチームで徐々に立場を失う本田
本田はこのトリノ戦で10試合連続先発落ちとなり、ここ公式戦4試合で出番のない状態が続く。10月25日のジェノア戦(3−0)が今季唯一、本田の先発試合となったが、背番号10はバックパスと横パスなどの消極的なプレーに加え、味方のオフサイドトラップに戻りきれずに先制点を献上するなど、惨憺たる出来だった。この試合でミランは今季最悪の0−3負けを喫している。
ガリアーニCEOは「我々はうまくやっている。若いイタリア人にフォーカスするという私とシルビオ・ベルルスコーニが推し進めた方策に満足している。1999年と2000年に生まれた選手が増えてくる。あと数年でチームの全ポジションを網羅するだろう」と胸を張った。
「お疲れ」とミックスゾーンで記者陣に一言残してスタジアムを去った本田は、若返りを図るミランで徐々に立場を失っているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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