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「39年ぶりの大屈辱」 韓国“大失態”に母国メディア皮肉「韓日戦の回避が唯一の収穫」
アジア杯グループ最終節で、格下マレーシアとまさかの引き分け
アジアカップは1月25日にグループリーグE組の最終戦を実施し、韓国代表はマレーシア代表との一戦に臨んだなか、FIFAランク130位の格下相手に大苦戦。土壇場で3-3のドローに追い付かれた末のE組2位通過になった。母国メディアによるとマレーシアを相手に勝利できなかったのは、1985年のメキシコ・ワールドカップアジア予選(0-1)以来39年ぶり。「スポーツ朝鮮」は「日韓戦の回避が唯一の収穫」と伝えている。
試合前の時点でグループ2位だった韓国は、すでにグループ敗退が決まっているマレーシアを相手に前半22分に先制。MFイ・ガンインの左コーナーキックからMFチョン・ウヨンが頭で枠内に飛ばした。これをGKが掻き出したかのように見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりゴールラインをボールが完全に越えていることが確認され、1-0とリードした。
しかし、ここから思わぬ展開が待ち受けていた。まずは後半6分、自陣でのボールロストからマレーシアに同点ゴールを許すと、その直後にはペナルティーエリア内のクロスをキープしようとした瞬間に、韓国の選手が遅れて接触したとしてVARが介入。韓国のファウルが認められマレーシアにPKを決められて逆転される。
それでも後半38分、イ・ガンインの直接フリーキック弾で同点、同アディショナルタイムにはPKを獲得し、エースFWソン・フンミンが決めて3-2の再逆転で意地を見せる。首位ヨルダンがバーレーンに0-1で敗れたため首位通過かと思われた試合のラストプレーというタイミングでマレーシアが再び同点ゴールを奪って3-3で試合を終えた。
格下から勝利を逃す大失態に、母国メディアも鋭く反応。韓国紙「スポーツ朝鮮」は「クリンスマン号はカタール・アルワクラのアル・ジャヌーブ・スタジアムでマレーシアとのアジアカップグループリーグE組最終戦で衝撃的に3対3の引き分けを記録した」と、まさかの結果を大々的に報じている。
さらに同メディアは韓国がマレーシアから勝利を奪えなかったのは39年ぶりと、まさに歴史的な結果だったことを指摘。「39年ぶりの大屈辱」としてこの結果がいかに大きな事態だったかを強調するとともに「グループD2位の日本との『韓日ラウンド16戦』を回避できたことが、この試合の唯一の収穫だった」と、皮肉を込めて伝えていた。