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韓国が13か月ぶりの屈辱「衝撃的な結果だ」 母国唖然「16強で日本避けて幸い」
グループ最終戦で格下マレーシアに大苦戦、3-3ドローで2位通過
アジアカップは1月25日にグループリーグE組の最終戦を実施し、韓国代表はマレーシア代表との一戦に臨んだなか、FIFAランク130位の格下相手に大苦戦。土壇場で3-3のドローに追い付かれた末のE組2位通過になった。国際Aマッチで1試合3ゴール以上を許したのは約13か月ぶり。母国メディアは「その相手チームがFIFAランキング130位のマレーシアという点はもっと衝撃的だ」と驚きを持って伝えている。
試合前の時点でグループ2位だった韓国は、すでにグループ敗退が決まっているマレーシアを相手に前半22分に先制。MFイ・ガンインの左コーナーキックからMFチョン・ウヨンが頭で枠内に飛ばした。これをGKが掻き出したかのように見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりゴールラインをボールが完全に越えていることが確認され、1-0とリードした。
しかし、ここから思わぬ展開が待ち受けていた。まずは後半6分、自陣でのボールロストからマレーシアに同点ゴールを許すと、その直後にはペナルティーエリア内のクロスをキープしようとした瞬間に、韓国の選手が遅れて接触したとしてVARが介入。韓国のファウルが認められマレーシアにPKを決められて逆転される。
それでも後半38分、イ・ガンインの直接フリーキック弾で同点、同アディショナルタイムにはPKを獲得し、エースFWソン・フンミンが決めて3-2の再逆転で意地を見せる。首位ヨルダンがバーレーンに0-1で敗れたため首位通過かと思われた試合のラストプレーというタイミングでマレーシアが再び同点ゴールを奪って3-3で試合を終えた。
この結果に、母国メディアも驚きを隠せなかった。韓国メディア「edaily」は「衝撃的な結果だ。単なる勝ち負けの問題を超えて、衝撃的な結果としか受け止められない」と伝え、国際Aマッチで1試合3ゴール以上を許したのは、2022年のカタール・ワールドカップ16強・ブラジル戦(1-4)以来、約13か月ぶりの屈辱だったことも触れている。
格下相手の大量失点については「相手チームがFIFAランキング130位マレーシアだという点はより衝撃的だ」と改めてその事態の大きさを強調。勝利していれば16強で日韓戦が実現していたが、「むしろ16強で日本を避けて幸いだと考えることもできる。守備組織力を劇的に引き上げない限り、代表チーム優勝の見通しは暗い」と、現状の力不足を嘆いた。