日本はGL最終節でインドネシアを3-1で破る

　森保一監督の率いる日本代表は1月24日、アジアカップ・グループリーグ（GL）D組の最終節でインドネシアを3-1で破り決勝トーナメント進出を決めた。韓国人のシン・テヨン監督が指揮を執るチームとの対戦を制した日本について、母国メディアは「シン・テヨンにマジックはなかった」と嘆きを伝えている。

　ともに1勝1敗。得失点差で上回る2位の日本と、3位インドネシアの対戦は前半6分にFW上田綺世が自ら獲得したPKを決めてリードを奪う。終始日本ペースで試合が続くと、後半6分にはMF堂安律の左からのグラウンダーのクロスを上田が押し込みこの日2点目。同43分にオウンゴールで3点目を奪った。

　後半アディショナルタイムでは、警戒していたロングスローから失点を許したものの3-1で日本が勝利。GL2位突破を無事決めている。一方のインドネシアは、1勝2敗。突破の可能性はほかの組3位の結果に委ねることになった。

　韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は「シン・テヨンにマジックはなかった」と、韓国人監督の率いるインドネシア敗戦について嘆いている。「後半の延長戦で遠投したインドネシアも追撃ゴールを決めたが、時間切れ。日本に敗れたことで、ラウンド16進出の可能性は不透明となった」と報じた。

　また今後については「インドネシアはD組3位でGLを終えた。E組3位のバーレーンとF組3位のオマーンの試合結果次第で、ラウンド16進出の行方が決まる」と、突破条件にも触れている。