GK鈴木彩艶、カウンター起点の好プレー 森保一監督が絶賛「正確」「武器として使える」

日本代表の鈴木彩艶【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】
日本代表の鈴木彩艶【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

インドネシア戦で3試合連続スタメン、1失点もまずまずの出来

 日本代表は1月24日に行われたアジアカップのグループリーグ第3節でインドネシア代表を3-1で下した。この結果、グループDの2位となり、決勝トーナメント進出を決めている。

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 森保一監督は、前節のイラク戦(1-2)から先発を8人入れ替えたが、21歳のGK鈴木彩艶は3試合連続で先発出場を果たした。直近の2試合では失点に絡むプレーがあり、ビッグトーナメントにおける経験不足も感じさせたが、この試合では持ち味が出る場面もあった。

 最も光ったのが、後半9分の場面だ。相手がフリーキックからペナルティーエリア内にハイボールを送り込んでくる。このボールを果敢にキャッチした鈴木は、起き上がってからロングフィードを前線のMF堂安律に送った。堂安はMF旗手怜央とのワンツーでゴール前に侵入して左足でゴールを狙ったが、わずかに左に逸れていった。

 このプレーについて、試合後に森保一監督も若い守護神を高く評価した。「彩艶は飛距離も出るし正確性もある。彩艶だからこその飛距離というのはチームとして共有して、武器として使えるようにというのを選手たちが表してくれたと思う。彩艶も冷静にプレーしてくれたと思う。その状況でゴールに向かう最短のプレーを選択し、かつつなげてくれたのは良かった」と、ロングカウンターの起点になった一連のプレーについて語った。

 大きな期待を背負っているパリ五輪世代のGKは、この3試合で何物にも代えがたい経験を積むとともに、徐々に自身の良さを見せられるようになってきている。

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