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ウェストハムのフランス代表MFが移籍を切望 遅咲きの司令塔は“出場拒否”の強硬手段に
アーセナル移籍の可能性が報じられるも…指揮官は「彼を放出することはない」
ウェストハムのフランス代表MFディミトリ・パイェが移籍を決断し、出場拒否という強硬手段に出ていることが明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ハマーズ(ウェストハムの愛称)を束ねるスラベン・ビリッチ監督は悲報を口にした。
「我々は最高の選手を放出するつもりはないと明言してきた。だが、ディミトリ・パイェは我々のために試合に出たくない。我々は彼を放出することはないが…」
昨季フリーキックと圧倒的なテクニックで、アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルを押しのけて、プレミアリーグ選手協会選出のベストイレブンに選出された名手は、強行移籍を切望するあまり、出場拒否という最終手段に出ていることが分かった。
ウェストハムは昨季リーグ7位でUEFAヨーロッパリーグ出場権を手にしたが、プレーオフで敗退。今季も中位を彷徨っている。アーセナル移籍の可能性が報じられる一方で、クラブは対抗措置に出るという。
「チェアマンと話したが、お金の問題ではない。彼が残留を希望したから長期契約に出たのだ」とビリッチ監督は語った。ウェストハムで唯一のワールドクラスとなった遅咲きの司令塔は移籍できず、飼い殺しの運命を歩むのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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