韓国クリンスマン監督が日本戦視察 母国メディア注目「直接スカウティングに乗り出した」

韓国のユルゲン・クリンスマン監督【写真:ロイター】
韓国のユルゲン・クリンスマン監督【写真:ロイター】

日本は2点のリードを奪い、グループ2位に前進

 森保一監督率いる日本代表は1月24日、アジアカップのグループリーグ第3戦でインドネシアと対戦。前半6分にFW上田綺世がPKを決めて先制し、後半早々に上田が追加点を奪ったなか、ベスト16で対戦する可能性がある韓国のユルゲン・クリンスマン監督がスタンド観戦していることを韓国メディアも伝えている。

 1月14日に行われたベトナムとの初戦、日本は苦戦しながらも4-2で勝利。続く第2戦イラク戦は1-2とまさかの敗戦を喫した。直近2試合で守備面での不安も残した森保ジャパンは、運命のグループリーグ最終戦で日本を良く知る韓国人のシン・テヨン監督が率いるインドネシアとの対戦となった。

 勝ち点で並ぶ両チームは、得失点差で日本が優位に立ち現在2位。引き分け以上で2位突破が決まるなか、日本は前半2分、上田が右サイドのペナルティーエリア内で中央を向くと、相手DFジョルディ・アマトに抱えられて転倒。当初はノーファウルの判定だったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による介入でオンフィールドレビューが実施されPKの判定に。これを上田が自ら決めて前半6分の先制ゴールになった。

 1-0で前半を折り返した日本は、後半7分に上田がこの日2点目を奪取。このまま勝利すれば、日本は2位でグループリーグ突破となるが、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「日本が決勝トーナメント進出に近づいた」と触れつつ、「ユルゲン・クリンスマン監督もスタンドでこの試合を見守っている。韓国はE組1位となった場合、ベスト16で日本とインドネシアのいずれかと対戦することになるので、直接スカウティングに乗り出したのだ」と、クリンスマン監督が試合を視察していることを伝えていた。

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