名手ピルロと並び立つ中村俊輔の功績 伊メディアが「レッジーナ黄金期ベスト11」に選出

「超技巧派揃い」の中盤で堂々の選出

 最終ラインはかなり地味なラインナップとなったが、中盤に関しては「超技巧派揃い」と称賛されている。

 最初に登場するのは、現在アメリカMLSのニューヨーク・シティFCでプレーする天才司令塔ピルロだ。1999-2000シーズンにインテルからの期限付き移籍で1シーズンプレー。えんじ色のユニフォームに身を包み、28試合6ゴールの働きで才能を示した。

 さらに、ピルロと同じ時期にラツィオから期限付き移籍で加入し、31試合3ゴールの活躍を見せた元イタリア代表MFロベルト・バローニオも、ボランチ枠で選出されている。

 そして、中村は攻撃的MFで堂々の選出となった。「東洋のバッジョ」と当代きってのファンタジスタの異名をイタリアメディアから冠された中村は、2002年から05年まで3シーズンプレーし、通算11ゴールという結果を残している。「北アフリカ」と呼ばれた過酷な環境だった当時のチームの目標は「セリエA残留」。“世界最強リーグ”と呼ばれていたハイレベルな舞台で、資金力の乏しいクラブを降格させなかったことは「誇り」と語っていた。

 攻撃的MFの残りの2人は、思い出深い名前が並んだ。昨季レッジーナの監督を務めたフランチェスコ・コッツァと、元ブラジル五輪代表MFサントス・バティスタ・モザルトという、中村の同僚だったタレントが並んでいる。

 

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