インドネシア監督、日本戦勝利で2027年まで契約延長か 「“魔法の采配”に関心」と海外言及

インドネシアを率いるシン・テヨン監督【写真:ロイター】
インドネシアを率いるシン・テヨン監督【写真:ロイター】

シン・テヨン監督率いるインドネシアは初のアジア杯16強入りを目指す

 森保一監督率いる日本代表は1月24日、アジアカップ・グループリーグD組最終戦でインドネシアと対戦する。インドネシアの指揮を執る韓国人のシン・テヨン監督は、日本戦勝利で長期の契約延長が近づくと韓国メディアが伝えている。

 日本は1月14日の初陣でベトナム相手に4-2で勝利。しかし、セットプレーから前半2失点をあっさり許すなど守備面での不安も露呈した。続く19日のイラク戦では、高さを生かしたロングボールからの攻撃展開に苦戦。前半の2点ビハインドを追い付くことができず、1-2でまさかの敗戦を喫した。

 一方のインドネシアは初戦でイラク相手に1-3で敗れたものの、続く第2節でベトナムをPK弾の1-0で撃破。森保ジャパンの1勝1敗と勝ち点は並ぶが、現時点では得失点差で上回る日本がグループ2位に位置する。

 1月24日に運命の直接対決を控えるなか、韓国紙「スポーツ朝鮮」は「“奇跡のスペシャリスト”シン・テヨン、日本相手に長期再契約までGO」と見出しを打ち、インドネシアの指揮を執るシン・テヨン監督にスポットライトを当てた。

「『カザンの奇跡』を演じたシン・テヨン監督がアジアカップの舞台で新しい奇跡を描くことができるだろうか? 優勝候補であり、FIFAランキング17位の日本を負かせば、日本をグループ3位に引きずり下ろし、グループ2位でベスト16入りを果たす。FIFAランキング146位のインドネシアがアジアカップでトーナメントに進出したことは一度もないだけに、シン・テヨン監督の“魔法の采配”に関心が集まる」

 記事では、シン・テヨン監督が韓国代表を率いていた2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でドイツを破る大金星を挙げた「カザンの奇跡」を紹介しつつ、「ベスト16進出の際は、長期再契約のプレゼントが待っている」と触れた。

「インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は第1戦を終えて『シン・テヨン監督が初のベスト16に導いた場合、2027年までに再契約を結ぶことができる』と破格の条件を掲げた。既存の契約は2023年12月までだったが、アジアカップを任せるため、今年6月までの短期契約を結んだ状態だ。今大会を終えて再契約するかどうかを議論すると予想されていたが、大会中に条件を挙げた」

 インドネシアが日本に勝利するとなれば、シン・テヨン監督にとっても大きなものとなりそうだ。

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AFCアジアカップカタール2023
グループリーグ第3戦
日本代表 vs インドネシア代表
日時:1月24日(金)20時30分キックオフ
ゲスト:小野伸二
解説:槙野智章
現地リポート:佐藤寿人
実況:野村明弘
配信:DAZNにて独占ライブ配信
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(FOOTBALL ZONE編集部)

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