三笘薫はインドネシア戦を回避か…左サイドのキーマン 中村敬斗が挑む65年ぶり歴史的偉業【現地発】
A代表デビューから7戦7発を目指す
日本代表MF中村敬斗は1月24日にアジアカップ・グループリーグ第3戦インドネシア戦で先発する可能性が高まった。22日の練習でMF三笘薫は宿舎で調整。実戦復帰は決勝トーナメント以降になりそうで、中村のゴールに期待が懸かる。日本はすでに首位通過は消滅し、引き分け以上で2位突破が決定。A代表デビュー戦から7戦7発となれば、FW二宮寛(7戦8発)が1959年にマークして以来、実に65年ぶりの偉業達成となる。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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いつも通り、何度もシュートを確認した。22日に行われた練習後、左サイドの“敬斗ゾーン”からシュートを蹴り込んだ。日本はインドネシア戦、引き分け以上でD組2位が決定。重要な一戦で先発する可能性は高まった。
「こっちに来て練習では思い通りに打てていないんですよね。ヨルダン戦(非公開の練習試合)とベトナム戦で点は入っているけど、シュートは普段の方が感覚的にいい気がします。でも、結局試合で入ればいいし、僕はピッチが関係していると思うんですけど、試合では水がたくさんまかれる。だから決めやすいですよね、シュート。早く打てる」
そのいいイメージがあるのはアルトゥマーマ・スタジアム。初戦のベトナム戦でA代表デビューから6戦6発決めた場所だ。2-2の同点から美弾道のミドルシュートが決まった。「シュートを決めたときの印象残ってるんで、いい印象ありますね」。得意の“ゾーン”から再び強烈な一撃が見られるか。
7戦7発となれば、FW二宮寛(7戦8発)が1959年にマークして以来、実に65年ぶりの偉業達成となる。また出場6試合連続ゴールとなれば1985年に木村和司がマークした以来39年ぶりで歴代最多に並ぶ。
「あんまり気にしていないんですけど、入るときは入るし、入らないときは入らないので。もちろん取れることに越したことないんですけど、でもチームが決勝トーナメント進出できるのが一番。次の試合勝てればいいかな」
ガンバ大阪時代はとにかく打ってきたシュート。今、スタッド・ランスでは居残り練習の制限をされているため、シュート練習で数を打てない。だからこそ、1本に懸ける「質」を高めてきた。「量」と「質」にこだわってきたからこそこの決定力がある。
カタールの青空に中村のゴールが輝くか。インドネシア戦に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)