「天才的フェイント」 リバプールFW、偶然の2段式ボレー弾に賛辞「騙されない奴いない」

ボーンマス戦でゴールを決めたディオゴ・ジョタ【写真:ロイター】
ボーンマス戦でゴールを決めたディオゴ・ジョタ【写真:ロイター】

ポルトガル代表FWジョタの圧巻弾、2ゴール1アシストに元イングランド代表も称賛

 日本代表MF遠藤航が所属するイングランド1部リバプールが、現地時間1月21日のプレミアリーグ第21節でボーンマスと対戦し、アウェーで4-0と快勝した。この一戦でポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが2ゴール1アシストの活躍を見せたなか、ミスから生まれた偶然の2段式ボレー弾に「天才的なフェイント」「騙されない奴いない」の声が上がっている。

 前半は一進一退の攻防が続きスコアレスで折り返したものの、後半はゴールラッシュとなった。同4分にジョッタの絶妙なパスから、最後はウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが流し込んでリバプールが先制。さらに同25分、オランダ代表FWコーディ・ガクポのパスを受けたジョタが、スピードに乗った難しい体勢から見事な右足シュートで追加点を奪った。

 注目を集めているのがリバプールの3点目だ。後半34分、右サイドからのパスに反応したジョッタがダイレクトで右足を振り抜く。これは上手くミートできず、シュートミスの形でボールは手前にわずかに浮いてこぼれた。しかし、このミスが図らずも絶妙なフェイントとなって相手を翻弄し、すぐさま反応したジョタがスライディングしながらボレーシュートを叩き込んだ。結果的に自らのミスから2段式ボレー弾となり、「上手すぎる」「天才的なフェイント」「あれ騙されない奴いない」と絶賛の声がファンから上がっていた。

 その後、後半アディショナルタイムにヌニェスも2ゴール目を奪い、4-0と勝利したリバプール。これで今季14勝6分1敗となり首位を快走している。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」では、リバプールで活躍した元イングランド代表DFで、現在は解説も行うジェイミー・キャラガー氏のコメントを紹介。「これまで一緒にプレーしたストライカーたちのことを思い出す。マイケル・オーウェン、ルイス・スアレス、フェルナンド・トーレス、ロビー・ファウラー。でも彼(ジョッタ)が最高のフィニッシャーだと思う」と絶賛している。

 今季、怪我の影響で戦線から離脱した時期もあったジョッタだが、ここまでリーグ戦15試合7ゴール3アシストと結果を残しており、チームを力強く牽引している。

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