ドーハ市内で練習

　日本代表GK鈴木彩艶が1月22日、ドーハ市内で練習に臨み、取材に応じた。鈴木はアジアカップ・グループリーグ第1戦ベトナム戦（4-2）、第2戦イラク戦（1-2）で先発出場。批判的な声が集中している一方で自身は「気持ちがブレることなくプレーできている」と、胸の内を明かした。

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「この前のゲームでも、自分として失点しても気持ちがブレることなくプレーしていますし、最後までプレーするというところはずっとやってきている部分なので、この大会等に限らず、今までもこれからもやっていく部分」

　イラク戦では前半5分、日本は右サイドを崩されると、中央へのクロスをGK鈴木彩艶がパンチングで弾く。この流れたボールをFWアイメン・フセインにヘディングで押し込まれて失点した。だが、この前に右サイドの軽すぎた守備が問題であり、最終ラインを含めて反省すべき点。だが、分かりやすいポジションでもある鈴木へ批判が集中した。

「まず振り返ると、自分としてはその1失点は、出ないという選択肢はまずないという判断。そこで出た中で、体の向きであったり、というところの細かい部分。もうちょっと改善できる点があったなというふうに思いますけど、自己判断も自分として悪くないと思っているので、あとどこに弾くかっていうところは修正しなきゃいけないところ。そこでも学びが出たので次に生かせればいいかな」

　チームも第3戦のインドネシア戦（24日）に向けた練習のなかでしっかり声を出しながら再スタートを切ろうとしている。

「日本代表のGKである以上、失点、敗戦というところでは高いレベルを求められるのは十分に分かっている。自分としてはそこは受け入れながらも次につなげれば問題ないと思っている。たくさんの声があると言うのも自分自身知っている」

　イラク戦の敗戦を糧にここから頂点へと駆け上がっていく。