Jリーグ・ルヴァン杯対戦カードが決定 開催方式を大幅改定…注目の1stラウンドは?

ルヴァンカップのトーナメントが発表【写真:徳原隆元】
ルヴァンカップのトーナメントが発表【写真:徳原隆元】

Jリーグ公式YouTubeチャンネルで発表

 Jリーグは2024シーズンからリニューアルされるルヴァンカップ(杯)の対戦カードを1月22日に公式YouTubeチャンネルの生放送にて発表した。

 今大会からはJ1からJ3まで全60チームが参加のトーナメントに変更。グループステージも廃止され、基本的にはノックアウト方式で進むことになった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24で決勝トーナメント進出している横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府、川崎フロンターレはプライムラウンド(ベスト8)からの参加になる。残る57チームをファーストラウンドとして10個のミニトーナメントに分け、勝ち上がった10チームによるプレーオフラウンドを勝ち抜いた5チームがプライムラウンドに進む。

 延長戦、PK戦まで行って1試合で勝者を決める方式のファーストラウンドは、下部カテゴリーまたは同カテゴリー内の前年順位が下位のチームのホームで試合が行われる。組み合わせは昨季の順位により決定され、J1優勝のヴィッセル神戸の初戦はJ3のFC今治と対戦。J1で3位のサンフレッチェ広島はJ3の奈良クラブと対戦し、このミニトーナメント内には今季J1昇格の東京ヴェルディも入った。また、J1の4位だった浦和レッズはガイナーレ鳥取と初戦。鳥取のGMは元浦和の岡野雅行氏が務めている。

 昨季のルヴァン杯を制したアビスパ福岡は、レノファ山口と松本山雅FCの勝者と対戦。また、セレッソ大阪とガンバ大阪は同じミニトーナメントに入り、下部カテゴリーの相手に順当な勝利を収めれば大阪ダービーが実現する。

 ファーストラウンドを勝ち残った10チームによるプレーオフラウンド、プライムラウンドの準々決勝と準決勝にあたるカードはいずれもホーム&アウェー形式で行われる。そして、決勝戦は1試合で勝者を決める方式でリニューアル後の初優勝チームが決まる。

 Jリーグはファーストラウンド1回戦の日程を3月6日または13日の水曜日、2回戦が4月17日または24日の水曜日、3回戦を5月22日の水曜日と発表している。プレーオフラウンドに勝ち上がる10チームの中に、J1勢を破ってくるJ2、J3からのチャレンジャーが入り込めるか注目される。

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