アジア杯の“仮想”決勝トーナメントに注目 日本のライバルたちを考察…GL第2戦終了【現地発】

日本代表、16強進出時の対戦相手は?【写真:ロイター】
日本代表、16強進出時の対戦相手は?【写真:ロイター】

森保ジャパンはインドネシア戦引き分け以上でD組2位

 アジアカップは1月21日にグループリーグ(GL)第2戦がすべて終了した。日本は24日の第3戦インドネシア戦に1勝1敗で臨む。すでに首位通過は消滅し、引き分け以上で2位突破が決まるなかで、各組の現時点の順位が決定。“仮想トーナメント”に注目する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 苦しかったイラク戦から中4日で迎えるインドネシア戦。インドネシアはカタールへの出稼ぎ労働者が多く、再び“アウェー”が予想される。インドネシアのサッカー熱は高まってきており、率いるのは日本と因縁のある韓国のシン・テヨン監督。かつてリオ五輪代表やロシア・ワールドカップ(W杯)時の韓国代表の指揮を執り、2016年にドーハで行われたリオ五輪最終予選では決勝で手倉森ジャパンと対戦。FW浅野拓磨に2ゴールを決められ、逆転負けを喫したこともある。そんなインドネシア戦では勝って、決勝トーナメントにつなげたい。

 日本は引き分け以上でD組2位が決定。対戦するのはE組1位で、現時点ではヨルダンが首位につける。ライバル韓国はE組2位で、GL最終戦の結果次第では順位が入れ替わる可能性がある。どちらにしても難敵で日本にとってはいばらの道となる。

 ヨルダンに勝ち抜いてもアジア最大の強敵イラン、準決勝ではA組1位で前回大会王者のカタールと戦う可能性が出てくる。前回大会では決勝で1-3の完敗を喫した相手。今大会絶好調のFWアクラム・アフィフは、イラクのFWアイメン・フセインと並んで3ゴール挙げており、得点王だ。

 決勝は韓国やオーストラリア、そして日本がGLで敗れたイラクが反対の“山”にいる。決勝トーナメントに進んでからも楽な相手は1つもない。優勝までは厳しい道のりになるが、すべて倒して頂点に立ってもらいたいものだ。

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