アジア杯でV候補の日本から歴史的勝利

　イラク代表は1月19日に行われたアジアカップのグループリーグ第2節で日本代表と対戦し、2-1で勝利した。大会優勝候補国の日本から1984年以来、40年ぶりの歴史的勝利を挙げた反響は大きく、母国メディアによるとモハメド・アル・スダニ首相が選手、スタッフに多額のボーナスを支給すると約束したという。

　イラクはFWアイメン・フセインが躍動。前半5分にGK鈴木彩艶が弾いたボールをゴールに押し込むと、前半のアディショナルタイムにも左サイドからのクロスをヘディングで合わせ、2点目を記録した。日本からリードを奪ったあとは、手堅い守りでピンチの芽を摘み、日本の反撃を1点に抑えて2-1で勝利して決勝トーナメント進出を決めた。

　イラクにとっては、日本から40年ぶりの勝利。グループリーグ3試合制になった1992年大会以降、同リーグで日本に初黒星をつける歴史的な快挙に母国が沸くなか、地元メディア「Ultra Iraq」は同国のモハメド・アル・スダニ首相が選手、スタッフに臨時ボーナスを支給する決定を下したことを伝えている。

　記事によると、アル・スダニ首相の事務所側は、同首相が日本から大金星を挙げた代表チームに祝意を表したことを発表。声明によると、アル・スダニ首相は「達成された勝利は北から南までイラク国民を喜ばせた」とし、「選手とコーチングスタッフには金銭的報酬を与えるよう指示した」と述べている。

　カタール紙「アルラヤ新聞」のアリ・ヌーリ記者も、自身のX（旧ツイッター）上で首相から代表チームへ祝電が届いたシーンを投稿。「モハメド・アル・スダニ首相は、日本に対する勝利のあと、我が国の代表チームの選手たちを招集し、彼らに多額の賞金を贈呈することを決定した」と綴り、イラク国内での反響ぶりを伝えていた。

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AFCアジアカップカタール2023
グループリーグ第3戦
日本代表 vs インドネシア代表
日時：1月24日（金）20時30分キックオフ
ゲスト：小野伸二
解説：槙野智章
現地リポート：佐藤寿人
実況：野村明弘
配信：DAZNにて独占ライブ配信
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