セルティック指揮官、古橋“チーム残留”の恩恵語る「代表に行っていたら大きく違っていた」
セルティックの古橋は代表メンバー外に
スコットランド1部セルティックは、アジアカップの日本代表にFW前田大然とMF旗手怜央の2選手を送り出している。しかし、セルティックのエースでもあるFW古橋亨梧は、カタール・ワールドカップに続いて森保一監督の率いるチームから漏れた。ブレンダン・ロジャーズ監督は、アジアカップの期間に古橋不在で戦う準備を進めていたと認めている。
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森保監督の率いる日本代表は、1月19日のグループリーグ第2節でイラクに1-2で敗れ、グループ首位通過の可能性が消滅した。この試合に前田と旗手は途中出場し、旗手はコーナーキックからMF遠藤航のゴールをアシストしたが、レンジャーズとのオールド・ファームでスーパーミドルを決めた古橋がいればと思った人も多かったのではないだろうか。
セルティック専門メディア「Videocelts」は「グラスゴー・ダービーでシーズン通算7点目となる決勝ゴールを決めた直後、アジアカップの日本代表メンバーからセルティックのストライカーは外れた。セルティックのファンは少しの疑いもなく、彼らにとって最高の日本人選手が誰なのかを分かっている。旗手怜央と前田大然が不在のなか、キョウゴはバッキー・シッスルとのカップ戦に集中する」と、古橋の現状を報じている。
この状態はセルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督にとってもうれしい誤算だったようだ。記事では「森保一監督がキョウゴを外した判断は、この4週間を1人のストライカーで戦うリスクはあるものの、セルティックの頭痛を取り除いた」とし、ロジャーズ監督のコメントを紹介している。
「そのポジション(FW)は、私たちが無視できないポイントだ。バランスの問題になってくる。誰かを連れてきてポジションにチャレンジさせることもできるが、キョウゴがあれだけ素晴らしいことを分かっていると、それは簡単ではない。ポテンシャルのある若い選手を補強して成長を期待するか。そうしたことは考えるが、彼らが不在になるのは短期間でしかない。すべては可能かどうかだ。私たちはしばらくの間、そのポジションの選手を探していたが、キョウゴが日本代表に行っていたら大きく違っていただろう。私たちは実際のところ、(ストライカーが)誰もいなくなることを覚悟していたからね。彼が数週間、週に1回試合に出られることで大きく変わった」
古橋がクラブに残ったことで、セルティックの今冬の補強プランも大きく変わったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)