わずか半年でサウジ脱出「イメージに傷をつける」 英代表MFへ海外は厳しい目も
ヘンダーソンがわずか半年でアヤックスへ移籍
イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがサウジアラビアのアル・イテファクからオランダ1部アヤックスへ移籍した。わずか半年での欧州復帰には、厳しい目も向けられている。
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ヘンダーソンは昨季限りで、キャプテンを務めていたイングランド1部リバプールを退団。スター選手が集まるサウジアラビアのアル・イテファクに3年契約で加入し、同胞のスティーブン・ジェラード監督の下で新たなキャリアの一歩を踏み出した。ここまで公式戦19試合に出場し、5アシストを記録していた。
しかし、サウジアラビアでの生活はわずか半年で終了することに。ヘンダーソンはアル・イテファクとの契約を解消し、フリーでアヤックスへ加入することが決定。2026年6月30日までの2年半の契約を交わした。
英公共放送「BBC」は「このあっという間の退団はこのMFの名声とサウジプロリーグのイメージに傷をつける」と評した。
2034年のワールドカップ開催に向け、国内リーグの強化に取り組んでいるサウジアラビアは昨年から猛烈な勢いでスター選手を欧州から集めてきた。ヘンダーソンもリーグを盛り上げるスターの1人だった。
ヘンダーソンは今季のリバプールで出場機会を失う可能性が高くなっていたなかで退団を決意し、サウジアラビアの野心的なプロジェクトに飛び込んだ。しかし、その挑戦もわずか半年で終了。与えた心証は決していいものではなく、「33歳のヘンダーソンは今回の退団についてまだ説明していないが、アンフィールドで功績を残した男がサウジアラビアの金の流れを追う決断をしたことを、大きな後悔以外で振り返るとは考えにくい」と厳しい目を向けられるのは仕方がないのかもしれない。
オランダの名門アヤックスへ渡ったヘンダーソン。新天地で失った名声を取り戻す活躍をすることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)