日本代表、イラク戦の「予想スタメン&布陣」 ベトナム戦から数人入れ替え…鍵は右サイドか【現地発】
勝てば決勝トーナメントに進出が決定する
森保一監督率いる日本代表は1月19日、カタール・ドーハでアジアカップ・グループリーグ第2戦イラク戦に臨む。4-2で勝利を飾った初戦のベトナム戦から数人入れ替える模様。MF三笘薫、MF久保建英、DF冨安健洋らコンディション調整で練習への合流が遅れた組は無理をさせない方針と見られる。勝てば決勝トーナメントが決まる一戦で、背番号10のMF堂安律、FW浅野拓磨ら経験豊富な選手が結果を残せるか。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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GKは鈴木彩艶を連続起用すると見られる。新守護神への期待も高く、ベトナム戦ではセットプレーから2失点したものの、ここで気持ちを切り替えてレベルアップを図ってもらいたい。
最終ラインは右サイドバック(SB)で変更があるか。毎熊晟矢は状態が良く、練習からも好プレーを発揮。本人は初戦のベトナム戦で「点差もなかったですし、多少は緊張しながら入りましたけど、相手も強度は前半からは落ちていたと思うし、試合も落ち着いていたので、あまりプレッシャーもなかった。上手く入れた」と話していた通り、初めての大舞台でもメンタルのブレが見られなかった。イラクは左サイドが特徴の1つであり、毎熊の対応がキーになるだろう。センターバック(CB)は冨安の状態次第ではあるが、第3戦以降の起用が現実的か。展開次第ではイラク戦で試運転の可能性もある。
中盤は守田英正と遠藤航のコンビ。試合を重ねるにつれてコンディションを上げてもらいところ。
2列目は国際Aマッチデビューから6戦6発の中村敬斗、トップ下はベトナム戦で2ゴール1アシストの南野拓実か。右サイドには堂安律が起用されると見られる。一方で絶対的な存在の伊東純也はベトナム戦でフル出場したものの、中4日の日程で「もう大丈夫」というさすがの鉄人ぶり。伊東が右、堂安のトップ下、中村の左起用は元日のタイ戦で後半から試したこともあり、ここで先発から任せる可能性もある。
1トップには浅野が準備万端整った。「誰よりも走る前線の選手だったり、チームのために犬みたいに追いかけ回す選手が1人いるだけでもスイッチというのは入る」と、豊富な運動量でゴールを目指す。ドーハはリオ五輪最終予選の決勝・韓国戦で2ゴールを記録したり、カタール・ワールドカップ(W杯)のドイツ戦でゴールを決めるなど相性のいい場所。今大会、最も期待値の高いFWの1人であり、浅野の躍動は森保ジャパンの強みとなるはずだ。