アジアカップ2戦連続ドローの中国、母国メディアが嘆き 「凋落ぶりは嘆かわしい」

中国代表アジア杯で2引き分け【写真:ロイター】
中国代表アジア杯で2引き分け【写真:ロイター】

かつては「中国や韓国、豪州をライバルとして見ていた」

 中国代表はカタールで開催されているアジアカップで、グループリーグ2試合を終えて2引き分けと思うように結果を残せていない。長くアジアサッカーを取材する中国の著名な馬徳興(マー・デーシン)記者は、中国は現在アジアにおいて“第3グループ”だと主張している。中国大手メディア「SOHU」が伝えた。

 中国は1月13日に行われたグループリーグ第1戦でFIFAランキングが大きく劣るタジキスタンに0-0のドロー。17日に行われた第2戦のレバノン相手にもスコアレスドローと、グループ2位ながら最終戦の結果次第では敗退の可能性がある。

 そのなかで、中国大手メディア「SOHU」は2002年の日韓大会からワールドカップ(W杯)出場を果たせていない中国代表について、「かつては日本、韓国、オーストラリア、イランをライバルとして見ていたし、(マルチェロ・)リッピ監督時代にはカタールやウズベキスタンにも比較的容易に勝つことができた。しかし、今や状況は大きく異なる。中国チームはかつて“格下”と見なされていたチームと同レベルにまで落ち込み、その凋落ぶりには嘆かわしいものがある」と指摘している。

 記事によれば、長くアジアサッカーを取材する中国の著名な馬徳興(マー・デーシン)記者は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響やハイレベルで質の高い国際試合の不足が相まって、日本や韓国などアジアのトップチームと比べて技術的・戦術的なレベルの差が拡大しているとし、アジアの第3グループよりも低く、インドや香港などと同レベルだと見解を述べた。

 中国はアジアカップの戦いで、かつての輝きを取り戻すきっかけを掴めるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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