サウサンプトン主将DFが今冬に移籍志願 クラブに衝撃走るも…吉田にチャンス到来!
指揮官は主将DFフォンテを11日リバプール戦のメンバーから外すと明言
サウサンプトンのポルトガル代表DFジョゼ・フォンテが、今冬の移籍マーケットで移籍を志願したことが明らかとなっている。クラブに動揺が走っているが、クロード・ピュエル監督は11日のリーグカップ準決勝第1戦のリバプール戦で主将をメンバー外にすると明言。英地元紙「デイリー・エコー」など複数メディアが報じている。
ピュエル監督はリバプール戦を前に「ジョゼはこの試合に参加しない」とリバプールとの大一番でフォンテが欠場することを明言。また、フォンテの去就について「ジョゼの将来がどうなるか私には分からない。この移籍マーケットの間、難しい状況だということは分かっている」と話した。昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂された大黒柱の放出を覚悟しているようだ。
2010年からサウサンプトンでプレーし、通算288試合に出場してきたフォンテの移籍はチームに大きな影響を及ぼす可能性がある。その一方で、日本代表DF吉田麻也にとってはチャンス到来となるかもしれない。今季はベンチに座る機会の多い吉田だが、出番を得たカップ戦で着実にアピールを続け、昨年末から徐々にリーグ戦でも出場機会を増やしている。7日のFAカップ3回戦、ノーウィッチ戦(2−2)では高さを生かしたヘディングシュートで今季初ゴールを決めていた。
リバプール戦ではフォンテに代わってセンターバックのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがキャプテンを務めることになるというが、吉田がそのパートナーを務める可能性は高い。ピュエル監督は「重要なのはディフェンスの安定性を保つこと」と守備の重要性を強調している。吉田は窮地のサウサンプトンを支えることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images