清水の“背番号10”大前が大宮へ完全移籍! 「自分をすごく評価してくれたことに感謝」
「エスパルスでずっとプレーしたいと…」
「エスパルスでは、ドイツに行っていたときも含めて9年間お世話になりました。応援いただいた皆さんの前で最後に挨拶できなかったことが残念です。言葉で全て言い尽くすことはできないですが、これまでエスパルスでずっとプレーしたいと思ってきましたし、他のチームに移籍するとは思いませんでした。重みのあるエスパルスの10番を着けさせてもらい、昨シーズンはキャプテンも経験させていただき、本当に感謝しています。
しかし、今回、自分がサッカー選手として何もない状況の中でどれだけできるのか、もう一回挑戦したいという気持ちが強くなり、すごく悩み苦しみましたが、今回の移籍を決断しました。この9年間でサポーターにタイトルを届けられなかったことは心残りですし、申し訳なく思っています。自分が一回りも二回りも大きくなり、またいつか、エスパルスに『元紀がいなくてはダメだ』と思ってもらえるような選手になれることが一番だと思っていますし、それを自分のモチベーションに頑張っていきたいと思います。これまでいつも大きな声援を送っていただき、本当にありがとうございました」
一方、新天地となる大宮を通じては、以下のように意気込みを語っている。
「アルディージャは昨年リーグ戦で上位で、天皇杯でもベスト4まで勝ち進み、勢いがあって未来のあるチームだと思っています。また今回、自分をすごく評価してくれたことに大変感謝しています。目指すサッカーを聞いたとき、攻撃的で魅力的なサッカーだと感じたので、そこで挑戦したいと思いました。ファン・サポーターの皆さんに名前と顔を早く覚えてもらえるようにチームに溶け込み、試合で結果を出したいと思います」
大宮は昨季のJ1で、クラブ史上最高となる年間5位でフィニッシュ。今オフにはMF家長昭博が川崎フロンターレ、MF泉澤仁がガンバ大阪に流出しており、大前には新たな攻撃のキーマンとしての活躍が期待される。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images