サウジ野望に「大打撃」 元リバプールMF“中東脱出”浮上…余波を英指摘「欧州復帰を強行」

アル・イテファクのジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images】
アル・イテファクのジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images】

英代表ヘンダーソン、わずか半年でアル・イテファク退団へ

 アル・イテファクのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは加入からわずか半年でサウジアラビアを去り、オランダ1部アヤックスへの移籍で合意したと伝えられている。英紙「ガーディアン」はヘンダーソンの移籍が実現すれば、世界のトップリーグへの成長を目論むサウジアラビアリーグに対する「大打撃」になると報じている。

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 ヘンダーソンは昨年7月にイングランド1部リバプールを離れ、元同僚のスティーブン・ジェラード監督が率いるアル・イテファクに加入。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)や元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)らに続き、サウジアラビアリーグを彩るスター選手の1人として大きな期待を集めた。

 キャプテンマークと背番号10を託されたヘンダーソンはここまで公式戦19試合で5アシストをマークしているが、チームは11月以降勝利から遠ざかるなど低迷。ヘンダーソンはサウジアラビアの高温多湿な気候への適応に苦しんでいるとも伝えられ、加入からわずか半年で退団の噂が過熱していた。

 ガーディアン紙は「この33歳はサウジアラビアの悪夢から抜け出す道を見つけた」として、ヘンダーソンがアヤックスへの移籍で合意済みだとレポート。今週末には移籍を完了させるためにアムステルダムへ向かうとしている。

 また、「リーグの関係者にとって、ヨーロッパへの復帰を強行する彼の決断は、サウジアラビアを世界のサッカー界をリードする存在にするという野望に対する大打撃となる」とその影響の大きさを伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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