横浜FM一筋の主力がまたも流出… 9年間在籍した兵藤が札幌に完全移籍 「心より誇りに思う」
万能MFとして活躍もモンバエルツ体制では出場機会が減少
今季J1に昇格するコンサドーレ札幌は10日、横浜F・マリノスからMF兵藤慎剛を完全移籍で獲得したことを発表した。
兵藤は名門・国見高校で頭角を現し、平山相太(現ベガルタ仙台)、中村北斗(現アビスパ福岡)らとともに3年時に高校三冠を達成。早稲田大学に進学し、2005年のオランダ・ワールドユース(現U-20ワールドカップ)でも主力の一員としてプレーした。
08年に横浜F・マリノスに加入後は、豊富な運動量と中盤の複数ポジションをこなすユーティリティー性を武器に、1年目からレギュラーの座を確保。また高校時代からキャプテンシーを発揮し、プロ入り後もリーダーとしての才覚を磨いてきた。
だが、15年のエリク・モンバエルツ監督の就任後は信頼を勝ち取れず、ベンチスタートが続く不完全燃焼な日々を送っていた。退団に際して、横浜を通じて発表したコメントにも、クラブへの感謝とともにそうした無念の思いが滲み出ている。
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