バーレーン戦で2ゴールの鮮烈な活躍

　韓国代表は1月15日、アジアカップのグループリーグ初戦バーレーン戦で3-1の勝利を飾った。MFイ・ガンイン（パリ・サンジェルマン）が決勝弾を含む2得点の活躍を見せたなか、母国メディアは「イ・ガンインの驚異的なパフォーマンスに日本は警戒を強めている」と報じている。

　大会最多となる5度目のタイトルを狙う日本代表。一方で韓国は第1回大会から2連覇を飾って以降、優勝から遠ざかっている。64年ぶりの優勝を目指す韓国は、初戦でバーレーンと対戦。華々しい活躍を見せたのがイ・ガンインだった。

　1-1で迎えた後半11分、イ・ガンインがカットインから左足を一閃。見事なコースを突いたシュートは勝ち越しの1点となった。それだけにはとどまらず、同23分にはペナルティーエリア内でテクニックを見せつけてこの日2点目を奪取。2ゴールの活躍でチームを3-1の勝利に導いた。

　韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は「後半11分にイ・ガンインが放った左足のミドルシュートは特に素晴らしかった。ユルゲン・クリンスマン監督も両手を挙げた驚異のゴールだった」と絶賛。さらに「日本のサッカーファンは、日本にとって大きな脅威になると反応している」と、イ・ガンイン活躍への日本の反応を紹介した。

「日本でも称賛……。『イ・ガンインは日本での優勝を大きく脅かす』『韓国のメッシ』と称す声も」と見出しを取り、日本でも反響が広がっていることにも触れる。またそのほか海外でも「アジアサッカーの新しい王様だ」「彼は杖を取り出し、マジックを披露した」といった称えることが起こっていることも報じた。

　また記事では日本、韓国ともに優勝を欲しており、またその筆頭候補であることから「ライバルの異例の活躍は気になるところだろう」と考察を展開。「イ・ガンインの驚異的なパフォーマンスに日本は警戒を強めている」と締めくくっていた。