アーセナル25選手「中間評価」…冨安健洋の格付けは? 今季活躍度を現地メディア査定

クラブ専門メディアがアーセナル25選手を査定【写真:ロイター】
クラブ専門メディアがアーセナル25選手を査定【写真:ロイター】

2023-24シーズンの選手中間評価をクラブ専門メディアが公開

 英国のアーセナル専門メディアの「Pain in the Arsenal」は2023-24シーズンの選手中間評価を公開した。最終ラインを幅広くカバーする日本代表DF冨安健洋は負傷による離脱でマイナス査定は入ったものの、「再び目立つ存在になった」と評価を受けている。

 王者マンチェスター・シティの対抗馬として名前が挙がっていたアーセナル。その前評判どおりに開幕から好調を維持して首位争いを演じてきた。しかし、カップ戦との並行で過密日程となった昨年末からやや調子を落とし気味で、直近5試合は1勝1分3敗と黒星が先行。20試合終了時点での順位は首位リバプールと5ポイント差の4位となった。

 フランス代表DFウィリアム・サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのセンターバックコンビを中心とした中央部の守備の堅さは光る一方、20試合で37得点と上位5チームの中では最も低い得点力は課題として指摘が絶えない。優勝のためには冬の移籍市場でストライカーの補強が必要だと叫ばれている。

 そのアーセナルの中で冨安は十分に存在感を示した。開幕からしばらくは途中出場から左サイドバックを任される試合が多かったが、次第にウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコやイングランド代表DFベン・ホワイトに代わって先発する機会を増やし、チームの堅守に貢献した。12月にはふくらはぎの負傷で約1か月の離脱も余儀なくされたが、すでにピッチに復帰している。現在はアジアカップ参加のために日本代表に合流している。

「Pain in the Arsenal」は選手をA〜Dの評価で各選手を格付け。冨安はDF陣の中で「A」評価のサリバとガブリエウに次いで高い「B-」評価となっている。「安定とコントロールを好むアルテタの下で再び目立つ存在となった」と指揮官から重宝されている点はポジティブだが、「健康の維持に苦しんでいる」と過去2シーズン同様に負傷による欠場がマイナス査定となった模様だ。

 チーム全体に目を向けると、「A」評価はセンターバックコンビのほかには、新加入で中盤の軸となったイングランド代表MFデクラン・ライスのみ。それに次ぐ「B」評価はイングランド代表FWブカヨ・サカだけだった。キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスと冨安の3人が「B-」。それ以外の選手は「C+」以下と全体的にはやや低めの評価が並んだ。負傷者も多く、チームとして年末にかけて失速したなか、個人として評価を伸ばした選手はそれほど多くなかったようだ。

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