日本対ベトナム戦のワンシーンにファン熱視線

　森保一監督率いる日本代表は、アジアカップのグループリーグ初戦でベトナム代表を4-2で下し、白星スタート。大会公式X（旧ツイッター）がこの試合のワンシーンとして、名波浩コーチがある人物と再会を果たした瞬間を捉えた1枚を投じると「これは熱い！」「見たかった！」とSNS上では熱視線が注がれている。

　グループDの日本は、ベトナムとの今大会初戦でMF南野拓実の2ゴール、MF中村敬斗、FW上田綺世の1ゴールで勝利。一方で前半にはセットプレーから2失点を喫し、一時1-2と逆転を許す不安要素も覗かせた。ベトナムを率いるのは、かつての日本代表指揮官フィリップ・トルシエ監督とあって、その采配にも注目が集まった。

　トルシエ監督といえば、2000年にレバノンで開催されたアジアカップで日本を2度目（当時）の優勝に導いた指揮官。そのチームで攻撃の中心を担ったのが名波氏だった。10番を背負い、巧みな技術と戦術眼を発揮したなかで、チームは決勝まで駆け上がりサウジアラビアを1-0で下してアジア王者に。名波氏は大会MVPに輝いた。

　この大会から24年の時を経て、カタールの地で両者は運命の再会を果たした。大会公式Xは日本代表のコーチとしてアジアカップに舞い戻った名波氏とトルシエ監督が、目を合わせながら久々の再会に笑みをこぼす瞬間の1枚をアップ。時代の流れを感じさせる1ショットとなっている。

　この写真に対してSNS上では「良い絵」「これは熱い！」「見たかった！」「感慨深い」との声が並びファンが熱狂。一時期、両者の間には不仲が囁かれながらも、2000年のアジア杯で結託し、優勝を勝ち獲るストーリーも背景にあったことから「『犬猿の仲』だったよね…でも素晴らしい光景」との声も寄せられていた。