高校選手権で優勝するために何が必要なのか? 22年間追求し、青森山田監督が出した結論とは
名将たちから助言「いく時は一気にいく」
悩む日々のなか、帝京高校を率いた古沼貞雄氏や、鹿児島実業高校の松澤隆司総監督ら全国制覇を経験する名将たちから「いく時は一気にいくものだと、勝負師として元気づける言葉もいただいた」と黒田監督は明かす。
そしてついに、その名将たちに肩を並べる選手権優勝監督の勲章を得た。
「やってきたことを信じろと言えたのも、ウソ偽りのない日常があったからこそです」
心なしか胸を張った黒田監督は、22年越しの悲願達成を噛みしめていた。
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轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada