森保ジャパン、ベトナム戦逆転勝利を中国代表OB評価 「日本は(選手)層が厚すぎる」
一時逆転されたところから巻き返して4-2で勝利
森保一監督率いる日本代表は1月14日、カタールで開催されているアジアカップのグループリーグ初戦でベトナムと対戦。一度は勝ち越しを許したものの、最終的にはMF南野拓実の2得点、MF中村敬斗、FW上田綺世の得点で4-2と勝利し、白星スタートを切った。
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中国でもアジアカップ、特に優勝候補筆頭の日本戦への注目度は高く、日本対ベトナム戦は中国国営放送「CCTV」のスポーツ専門チャンネルでも実況された。
この試合で解説を務めたのは、中国代表OBの孫継海(ソン・ジーハイ)氏で、現役時代はイングランド1部プレミアリーグのマンチェスター・シティでプレしたことで中国内外でも知名度が高い。
ソン・ジーハイ氏は試合後のコメントで、「日本のボール支配率やパス数は想像ほど多くなかった。ベトナムが陣形をコンパクトに保ち、日本を上手く制限した」とベトナムの健闘を評価。「日本相手に個人能力で勝つのは難しいが、工夫して苦しめることはできる」としつつ、「この後の大会でイラン、韓国といった国々が日本をどこまで苦しめられるかに注目」と日本が本命であることを認めつつ、総括した。
ソン・ジーハイ氏とペアを組んだキャスターの詹俊(ザン・ジュン)氏は、日本の選手層の厚さについてコメント。「2得点の南野拓実(ASモナコ)が下がって、出てくるのが久保建英(レアル・ソシエダ)、投入されてすぐアシストを決めた。怪我を抱える三笘薫(ブライトン)の代役を務めた中村敬斗(スタッド・ランス)もゴールを決めた。この選手層はうらやましい」と述べ、ソン・ジーハイ氏も「層が厚すぎるよ」と苦笑した。
ベトナムに苦戦した一方で、三笘、冨安らを温存しながらも、代役にも欧州トップリーグで活躍する選手を抱える日本の選手層は今大会でも断トツであることは間違いない。