J1浦和が新体制発表会見「常に優勝を狙えるポジションに」 代表が語った”青写真”とは?

浦和レッズの田口誠代表【写真:轡田哲朗】
浦和レッズの田口誠代表【写真:轡田哲朗】

浦和の田口代表は25年6月のクラブW杯も指標に進化を誓う

 浦和レッズの田口誠代表は、1月14日に新シーズンの新体制発表会見で「昨シーズンを超える戦績を残したい。単年度にとどまらず、常に優勝を狙えるポジションにい続けることを目指していく」と話した。

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 浦和は昨季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022の決勝を制し、リーグ戦では4位、ルヴァンカップで準優勝、天皇杯4回戦敗退、ACL2023-24がグループステージ敗退、クラブ・ワールドカップ(W杯)が4位という成績だった。田口代表は「色々な評価があると思うが、現地で世界のトップクラブと戦い、そのいいところを肌で感じられたのは大きな収穫。2022年シーズンの順位は上回ったが、タイトルを獲ることができなかった。レッズがやるサッカーのコンセプトは引き継いでいる。一定の評価はできるが手放しで喜んでいいわけではない」と話した。

 そのうえで、23年シーズンの目標を「昨シーズンを超える戦績を残したい。単年度にとどまらず、常に優勝を狙えるポジションにい続けることを目指していく。25年6月に米国でのクラブW杯がある。海外の強豪との戦いで浦和レッズの存在感をどれだけ示せるか」と話し、1年半後に行われる新たなフォーマットのクラブ世界一決定戦を見据えたシーズンという考えも示した。

 今季は元ノルウェー代表監督のペア・マティアス・ヘグモ氏が新監督に就任し、オフの補強も積極的に行った。それについて「卓越した手腕を実証している監督と一緒に仕事できることを嬉しく、光栄に思う。今季から新たに加わった選手にも期待している。昨シーズンはセンターフォワードが最後のピースということで埋まらず、スタートダッシュを切れなかった。今年は強化スタッフが頑張っていい補強ができた。スタートダッシュできると確信している」と、清水エスパルスからブラジル人FWチアゴ・サンタナを獲得した最前線の動きにも触れた。

 クラブを取り巻く環境について「ビジネス面でも継続的な発展に努めたい。選手の値段も高騰している。クラブとしてはピッチで勝つ力ももちろん、クラブとして稼ぐ力も今後の課題として頑張りたい」と話した田口代表だが、昨年8月の天皇杯4回戦、名古屋グランパス戦で起きた騒動により今季の天皇杯が出場禁止となることも踏まえ「昨年の天皇杯における試合運営規律違反については忘れてはいけない。規則、ルール違反に対しては厳格に対応することを妥協せず貫いていく」と話していた。

 この後、浦和はヘグモ新監督や新加入選手の記者会見を行い、今月中に例年同様の沖縄県でのトレーニングキャンプをスタートする。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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