14日にグループリーグ初戦を迎えるが三笘の欠場は決定

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　森保一監督率いる日本代表は1月14日、カタール・ドーハで行われるアジアカップ初戦に臨む。指揮官は前日13日の公式会見でMF三笘薫の欠場を明言。MF久保建英、MF遠藤航、DF冨安健洋の主力もコンディションを調整中と見られ、主力を欠いたなかでかつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督が指揮を執るベトナムと対戦する。現在9連勝中の森保ジャパンは、層の厚さを見せつけるのか――注目が集まる。（取材・文＝FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞）

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　今の森保ジャパンにとっては「試練」とは言わないだろう。三笘、久保、遠藤、冨安が初戦を回避しても連係面も不安を残すこともほとんどない。誰が出ても力を出し切る。その絶大な信頼、自信がある。右サイドで先発が濃厚なMF伊東純也もこう話した。

「誰が出てもしっかり勝てると思いますし、そういう部分では、今は薫が怪我していたりして、（中村）敬斗はチャンスだと思いますし、やる気もたぶん十分だと思うので、チーム力は大事かなと思います」

　伊東が話すように左サイドには中村が入ると見られる。トップ下は伊東、中村と同じフランスでプレーするMF南野拓実で、“仏トリオ”が2列目で攻撃を牽引する。1トップにはパリ五輪世代の絶対的エースFW細谷真大か。FW上田綺世、FW浅野拓磨は昨年末の合宿で別メニュー調整しており、万全の細谷が最前線でベトナムの最終ラインを脅かす存在になる可能性がある。

　ボランチはイングランド1部リバプールで連戦が続く遠藤の代役をMF佐野海舟が務めるか。遠藤の状況は不透明だが、佐野とMF守田英正の新ボランチコンビで森保ジャパンの心臓として中盤を支配する。

　最終ラインは左サイドバック（SB）のDF中山雄太がコンディション不良で前日13日の練習に合流したばかり。DF伊藤洋輝も怪我明けで、DF町田浩樹が起用される可能性も。DF谷口彰悟、DF板倉滉が冨安の穴を埋め、右SBはDF菅原由勢が伊東との好連係でサイドの制圧を目指す。

　主力を続々と欠いても、ここで力を示せば短期決戦のアジア杯でターンオーバーしながら消耗を少なく7試合乗り切ることができる。ここでレベルアップできるか、森保監督の手腕にも注目だ。