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“V候補”豪州、アジア杯白星発進 山下良美レフェリーが大会史上初の女性主審デビュー
インドとの大会初戦で2-0勝利、前半スコアレスも後半に2ゴール
アジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップは1月13日に優勝候補の一角オーストラリアがインドとの大会初戦を迎え、後半の2得点で2-0の勝利を収めた。
このゲームでは日本の山下良美主審ら日本人審判員チームが担当。同じく女性審判員としてアポイントされた坊薗真琴、手代木直美の両副審に加えて第4の審判員は荒木友輔審判員が担当し、リザーブに三原純審判員が入った。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は木村博之、飯田淳平の両審判員が務め、日本人チームでの試合になった。また、この試合はアジアカップの歴史上で初めて女性審判員が裁いたゲームになった。
また、今大会では2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でも導入された半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)が使用されている。
オーストラリアはFC町田ゼルビア所属のFWミッチェル・デュークらがスタメン出場して前半からかなりゲームを制圧したものの、なかなかゴールが奪えなかった。インドも右サイドからのクロスに主将のFWスニル・チェトリが合わせる決定機があったものの枠外。FIFAランキング25位オーストラリアと102位インドの対戦だったが、前半はスコアレスで折り返した。
インドの低いブロックに手を焼いていたオーストラリアだが後半5分、ゴール前のこぼれ球をMFジャクソン・アーヴァインが押し込んで先制に成功した。これによってオーストラリアはより落ち着きのあるボール運びを見せたものの、インドの守備陣を攻略するクオリティーは上がらなかった。後半途中には中盤に入れた縦パスをインドに狙われ、パスカットのボールがあわや同点ゴールかという軌道に飛んでいく一幕もあった。
それでも後半28分にオーストラリアは右サイドを切り込んだMFライリー・マッグリーのラストパスにDFジョーダン・ボスが合わせて追加点。途中出場の2人によるゴールで試合を決定づけ、2-0の白星発進となった。また、日本の審判団は大きな事象なく試合を終え上々のスタートになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)