選手権決勝は「多彩な攻撃」青森山田vs「鉄壁の守備」前橋育英 初戴冠の栄光をつかむのは?

青森山田は4試合で15得点の攻撃力、前橋育英は5試合で無失点の堅守

 第95回全国高校サッカー選手権決勝は青森山田と前橋育英の対戦となり、9日午後2時5分から埼玉スタジアムで行われる。

 7大会ぶり2回目の決勝進出となった青森山田は今年度の高円宮杯U-18チャンピオンシップを制覇しており、選手権で二冠達成を目指す一方、準優勝した第93回大会以来2大会ぶり2回目の決勝進出となった前橋育英は、第78回大会の市立船橋(千葉)以来の無失点優勝を狙う。両校ともに勝利すれば初優勝であり、両県勢としても大会初制覇となる。

 2回戦から出場の青森山田は、準決勝までの4試合で15得点・2失点と攻撃力が際立ち、サイドや中央を問わない多彩な攻撃からFW鳴海彰人、MF高橋壱晟がともに今大会最多4ゴールを決めている。守備も一定の安定感を保っており、鋭い攻撃を決勝の舞台でも披露できるだろうか。

 一方の前橋育英は1回戦からの5試合で7得点・0失点とここまで無失点と堅守が光り、その鉄壁ぶりは今大会出場校のなかで群を抜く。得点は青森山田の半分以下ながら、堅守をベースにチャンスを確実にモノにするスタイルで決勝まで駆け上がってきた。一瞬の隙を突く老獪さがあるだけに、チャンスと見れば一気に畳みかけてゴールを狙う。

 

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