菅原由勢「すごく腹が立っている」 2試合を映像見て反省…“復活”への鍵は?【現場発】
練習は冒頭15分を公開
日本代表は1月21日、アジアカップ・グループリーグ(GL)第3戦インドネシア戦に向けてドーハ市内で練習を行った。MF南野拓実(ASモナコ)がコンディション調整のため別メニューで調整。冒頭15分を公開し、MF三笘薫(ブライトン)も全体練習で汗を流した。練習前には約30分間のミーティングを実施。ここまでの2試合に先発したDF菅原由勢(AZアルクマール)は自身のパフォーマンスを反省。問題点を洗い出したとしている。
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菅原はGL初戦のベトナム戦(4-2)とイラク戦(1-2)に連続で先発出場。だが、これまで森保ジャパンを牽引してきた“絶好調”のパフォーマンスとはかけ離れたプレーを連発し、失点にも絡んでしまった。だからこそ、自身の言葉でしっかりと振り返った。
「状態も上がってきているし、ここ1、2試合目で自分の満足のいくパフォーマンスが出せていないのは自分自身が一番分かっているので、そこはしっかり1試合目も2試合目もしっかり試合も見返した。それと同時に、過去の中で自分が納得いく試合も見返した。本当にこのパフォーマンスをやっている自分がすごく不甲斐ないというかそれしかない。本当に自分自身にすごく腹が立っているし、こんなもんじゃないだろうというのは、自分自身が一番考えている。それをしっかりピッチで示さなきゃいけないんで、しっかりやるだけだと思います」
ベトナム、イラクとの2試合の映像だけではなく、いいイメージを思い出すためにAZでの試合や昨年9月のドイツ戦、10月のチュニジア戦も見返した。そして改めて「ダイナミックさ」が欠けていることに気付いた。
「球際のデュエルの部分だったり、もっと代表の攻撃のリズムを上げていく、オーバーラップでどんどん追い越したりして……というリズムのところはやっぱり僕がもっとダイナミックに、例えボールが出てこなくても、相手を動かすために(ディフェンスの)裏に走ったりして、5バックだろうと4バックだろうと、そういうところの動かしをしっかり意識していく。そこも大事になってくると思う。もっともっと思い切りやらなきゃいけない」
落ち込んでばかりはいられない。第3戦のインドネシア戦に勝利して、GLを2位通過、決勝トーナメント1回戦ではヨルダンか韓国、バーレーンと対戦することになる。菅原にはここから這い上がってもらいたい。
「ダイナミックさが失われていると思う。そこを失ったら僕自身の価値がなくなると思う。そこはしっかり出さなきゃいけないし、もちろんアジア杯という大会でもあるし、いろいろなほかの外部から来るものはありますけど、そういうことよりもまず自分のパフォーマンスに集中しなきゃいけないなというのを改めて思うし、もっともっと自分が、どういう選手なのかというのは自分が今まで示してきたように、これからやらなきゃいけないし、まだまだこれから」
最後に話した「まだまだこれから」――。菅原のアジア杯物語はここから。試合もすぐにやってくる。森保ジャパンの攻守の要として“復活”を遂げてもらいたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)