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ソン・フンミン父親の“日本優勢”発言「非常に合理的」 中国見解「韓国は遅れている」
アジアカップ開幕を前に、韓国代表のエースFW父親の発言が反響
アジアの代表国により争われるアジアカップが1月12日にカタールで開幕するなか、中国メディアは韓国代表のエースFWソン・フンミンの父親による“日本優勢”発言に注目。「これは客観的な評価なのか、それとも過小評価なのか?」と、真意に注目している。
ソン・フンミンの父親ウンジョン氏は、母国代表がアジアカップの優勝候補に挙げられている状況について「準備ができていない状態で優勝してはならないと思う」と韓国メディアへコメント。「韓国サッカーは実力や投資面で日本の相手にならない」「日本をリードしたとしても、それは自ら欺くことだ」と訴えた。
「優勝を願う」としながらも“日本優勢”発言が注目を浴びたなか、中国大手メディア「SOHU」は「ソン・フンミンの父親は『日本のサッカーは韓国よりはるかに優れている』と率直に語ったが、これは客観的な評価なのか、それとも過小評価なのか?」と見出しを打ち、日韓サッカーの差に迫った。
記事ではユース年代からの育成面において、着実に成果を残している日本の状況を踏まえたうえで「Kリーグはインプット、アウトプット、デザイン、実践の面で大きな問題を抱えており、先進的な日本のモデルと比べると韓国は大きく遅れをとっている」と指摘。「人材の成長率や人材の流出率という点では日本とは比べられない」と綴られた。
アジアカップで64年ぶりの優勝を狙う韓国は、プレミアリーグで二桁得点をマークするソン・フンミン(トッテナム/12得点)やファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン/10得点)ら、欧州で活躍するタレントを擁する。一方で、日本の戦術面には目を見張るほどの成長があるとされ、過去の経験から躍進を果たした姿に熱視線が送られた。
「失敗を経験したあと、古いルーティン(パスサッカー)をすぐに放棄し、急速に変換した。森保一監督は成功しており、日本がドイツやスペインを破り、クロアチアとも渡り合えるということは、昔では考えられなかった。(ロシア・ワールドカップ・ベルギー戦の)ロストフの14秒は今、日本サッカー界のターニングポイントになりそうだ。このような反省は確かに評価と尊敬に値する」
こうした事実を踏まえ「ソン・ウンジョンの言ったことは全体としては非常に合理的だ」と記事は締められ、韓国代表エースの父親による発言の真意に迫ったなかで、独自見解を伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)