冨安健洋に受け継がれた背番号22の“系譜”「リーダーシップも発揮しながら」 日本を代表するCBへ【現地発】
別メニューで調整中
日本代表は1月11日、ドーハでアジアカップ・グループリーグ初戦ベトナム戦に向けて練習を約1時間公開した。DF冨安健洋は別メニュー調整となったが、練習後にはダッシュも解禁。そのなかで元日本代表のセンターバック(CB)DF中澤佑二やDF吉田麻也らが付けてきた背番号22を受け継いだことについて言及した。
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冨安が徐々にコンディションを上げてきた。この日の練習では別メニュー調整ながらダッシュも解禁。表情も晴れやかだった。
「ふくらはぎというより復帰戦で足首を削られて、それの影響で今調整という感じ。全体的には特に問題はないですし、今日はスプリントもやって、昨日と比べても、徐々に上がってきているなという感覚は自分の中でもある。しっかり準備していければいいかなと思います」
5年前にも参加したアジア杯。前回大会は決勝で敗れて悔しい準優勝に終わった。その後、冨安自身はアーセナルへ移籍し、カタール・ワールドカップ(W杯)も経て再び戻ってきた。主軸として臨む今大会では背番号をこれまで慣れ親しんだ「16」から「22」に変更。その思いを語った。
「麻也さんや中澤さんがつけてきた番号というか、日本代表のCBは22番というものが麻也さんのところで印象はついたと思うので、それを引き継ぐというか、しっかりそこに責任感というのも生まれてきますし、リーダーシップも発揮しながらやっていきたいなというふうには思っています」
吉田には連絡したというが、「『なんやそれ』と言われた(笑)」とやり取りを明かした。冨安や吉田にとっては「大きなことではない」という。それでも、日本を代表するCBの系譜は受け継がれ、更なるレベルアップを遂げている。初戦のベトナム戦は回避する可能性が高いが、日本がアジア王者を目指すなかで最終ラインのリーダーが確実な存在感を発揮してくれることだろう。