戦友・遠藤の引退は「意外」 宮本恒靖氏が回想「ちょうどいいスピード、回転で届けてくれる」

宮本恒靖氏(左)が現役引退の遠藤保仁に言及【写真:徳原隆元】
宮本恒靖氏(左)が現役引退の遠藤保仁に言及【写真:徳原隆元】

JFA次期会長の宮本氏が現役引退の遠藤について言及

 日本サッカー協会(JFA)は1月11日、JFAハウスでメディアブリーフィングを開催。出席した宮本恒靖専務理事は、クラブや日本代表でも長きにわたって共闘した”戦友”の元日本代表MF遠藤保仁が現役を引退したことについて、直近で顔を合わせた際には「彼自身が引退するといった話もなかったですし、そういった空気もなかったので、一報を聞いた時は意外だった」と明かしている。

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 今年3月に田嶋幸三会長が任期満了で現職を退任することに伴い、次期会長の就任が内定している宮本氏は、遠藤とG大阪と日本代表で長年にわたりチームメイトとしてプレーし、戦友とも呼べる関係性を築いた。そんななか、「橋本英郎の引退試合、中村俊輔の引退試合で一緒にプレーして、会った時に彼自身が引退するといった話はなかったですし、そういった空気もなかったので、一報を聞いた時は意外だった」と、直近で顔を合わせた際には引退の素振りすら見せていなかったと語った。

 遠藤に現役時代については「技術的にもサッカーIQ的にも優れた稀有な選手で、なかなか出てこない選手」と類稀なる才能を称賛。「セットプレーのキックは、速すぎても強すぎても、回転がかかりすぎても難しい。ちょうどいいスピード、回転、重さで届けてくれたのがヤットのボールだった」と、印象的なプレーについても振り返っている。

 今後、遠藤と交流した際は「指導者のライセンスも取りに行っているみたいなので、そういった話をしてみたい」と語り、今後のサッカー界を支える存在として頼りにしている様子も示していた。

(城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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