「ライバルより優位に立てる」 トッテナム、ポステコグルー監督の“日本人選手パイプ”に英期待

ポステコグルー監督と日本人選手のパイプに英国期待【写真:ロイター】
ポステコグルー監督と日本人選手のパイプに英国期待【写真:ロイター】

セルティック時代には古橋や前田、旗手ら日本人選手を獲得して成功

 イングランド1部トッテナムは、今シーズンの開幕前にスコットランド1部セルティックで3冠を達成したアンジェ・ポステコグルー監督を招聘した。セルティックでは日本人選手を多く獲得して成功を収めたオーストラリア人指揮官に、選手補強の面で期待が寄せられているようだ。英メディア「TBR Football」が報じている。

 ポステコグルー監督の率いるトッテナムは、プレミアリーグ20試合を終えて12勝3分5敗で5位となっている。1月の移籍市場では、戦力を上積みするためにどのような補強がなされるか注目されている。

 セルティック時代にポステコグルー監督は、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央といった選手たちを獲得し、チームを強化。プレミアリーグでもブライトンで日本代表MF三笘薫、リバプールでMF遠藤航が活躍を見せており、トッテナムにもアジア市場からの選手獲得が期待されているようだ。

 ポステコグルー監督がトッテナムの指揮官に就任してからの半年について、記事では「ストレートに話すオーストラリア人は、エキサイティングなプレースタイルと真面目なメディア対応でファンを魅了。ファンが久しぶりに信頼できると感じられる監督が誕生した」と、成功を収めていることを伝えた。

 そして、「オーストラリア人は、セルティックであまり知られていない市場から宝石を見つけ出すことで知られていた。アジア出身の選手である旗手怜央、古橋亨梧、前田大然を獲得している。だが、トッテナムではその市場から選手を獲得していない。しかし、チャーリー・エクルシェア記者によれば、監督はその移籍戦略を利用することで、ライバルに対して優位に立てると確信しているという」と、アジア市場からの選手補強を考えている

 エクルシェア記者は、「そこが面白い点なんだ。同僚と昨日、その話をしていたんだ。ポステコグルー監督は、以前このことについて話したことがあった。彼はセルティックでアジアの市場から選手たちを獲得した。そのうちの何人かは彼を追ってスパーズに行くだろうと思われたが、そうはならなかった。だが、彼らは注目されていない市場に目を向けるだろう。ブライトンの三笘を見ればいい。ポステコグルー監督は、そこでライバルを相手に優位に立てると確信している」と、アジア市場から欧州のトップレベルで活躍する選手の補強に乗り出すことを予想した。

 プレミアリーグで活躍するアジア人選手は増えているが、ポステコグルー監督は新たな選手をトッテナムに連れてくることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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